向かって左隣は確か銭湯じゃなかったっけ? 少年ジャンプも女性自身みたいな週刊誌もないのだが、 逆に、少年ジャンプ専門店みたいなのがあってもいいかも、 なんて帰りの電車の中で考えていた。 |
そこってどこ? って交番で聞いた
[誠光社] おもしろ本屋が京都にはあるのだ(うさぎグループ展見に行った)
これも青春18きっぷで京都に行ったときのことで、いつものようにJR桂川駅で降りると駅直結の巨大イオンのマクドナルドに行った。
京都に着くと、毎回ここで休むのだった。
で、この日8/11は、家の用事のあとどこに行こうか? とそこでアイスコーヒーなんか飲みながら考えたのだが、この日の京都は雨らしくて、切符を買ったときからは、雨ってウッソー? みたいなことだったのだが、雨なのである。
予定では東本願寺で写真を撮ろう、と中古購入したキャノンのデジイチを重いのにカメラバッグに入れて持ってきていたのに、使って、雨に濡れて壊れておじゃん3万円ということになるのは嫌なので、どうしようか? と考えないといけなかったのだった。
で、ああ、そう言えば、去年名古屋で見たスージー甘金さん展示の際に相方として来ていた小田島さんという方が京都で展示していたみたいなので、それに行ってみようか? とXを見てみたら、それが8/10までで、しかし、誠光社という本屋で、他の人達とグループ展で展示もしていて、それならまだやっているそうなので、それを観覧しに行こうということにした。
京都は、神社仏閣などの名所以外に見るところがあるだろう、と思ってはいたのだが、物欲がほとんどないので、と言ってどこに行けばいいのかなあ? と京都について思うことになっていた。
飲食店ってのがまず浮かぶかもしれないが、お金を出してそんなに食べたくもない。
ほか、中古レコード屋巡り、中古衣料品って言っても、買わないんだよなあ、と思い、あとは文房具店、ああ、変わった本屋に行くのもいいかも、という頭になっていたので、ちょうどいいかも、行ってみよう、と言うことになった。
家の寺で聞いたところ、自分の説明も悪かったのだが、二条城のほうらしいので、そっちにいくにはどうしたらよかおもわれますおおきにまいど、と関西ノリに合わせて聞いたら、桂川駅から行くよろしおま、ということだったので、そうしてみることにした。
だが、桂川駅についても、二条城のほうとか丸太町とか案内の人に聞いても、そんな大雑把な聞き方をされてもなあ、という感じで、『四条』に行ってそこから地下鉄でええんちゃいますのん? みたいなことで、そうすることにしたのだが、地下鉄の『丸太町』まで行って、どこの出口から出るかで運命が決まってしまうよなあ、と思うものの、地下鉄を出たところの地図とか地下鉄出口前に貼ってなくて、これは困った、わからないぞ、となっていたのだが、やまかんで出たら、京都新聞のビルの前に出た。
そうか京都だから京都新聞のビルがあるのだな、と当たり前のことを思いつつ、じゃあここからGoogleマップのナビで行こうとしたのだが、それがさっぱり機能してないみたいでわからない。
どっちが北で南かもわからなくなってたどり着いたのが、なんだか広い公園あるぞ、みたいなところの交差点で、うーん、ここで適当にこっちい行けばいいのではないか? と決めて歩いて行ってしまうと、もうわからない、という迷宮にハマってしまうのではないか? と思って、マクドナルドを見つけたのでそこで作戦を練ろう、ということにした。
そこの交差点の向こうに、なんだかダダッ広い公園みたいなのがあることがわかって、そこはなんだろう? 多分、そっちみたいじゃないか? とグーグルマップで確認した。
しかし、京都の真ん中あたりにこんな大きな公園ってあったのか? よくわからないし、と思って、マクドナルドを出て公園に沿って行こうとしたら、交番があった。
よし、ここで聞けば間違いない、ということで聞いてみたら、その公園沿いに行って、左に通りに入るとそこでんがな、と本当はそんな言い方ではなかったが、ということで、その行き方をうまくイメージして、そこそこの距離を歩いて、やっとたどり着くことができたのが『誠光社』という本屋だった。
その本屋は小さくて、本屋が大きくなければいけないということはないが、商売的に多くの人のニーズに合わせるためには大きな本屋が本屋として当たり前的な頭だったので、頭にあるそんな本屋との違いを受け入れて、そうか、こうきたか、こういう本屋か、と小さい本屋の誠光社は自分の中で受け入れることができた。
まず、入口の構え、なんかおしゃれなポスターが貼ってあるし、観葉植物なんかあるし、ここは多分、おしゃれで通な本屋、できる本屋の部類だろう、とすぐに判断した。
他の地域では成立しそうにないが、ここ京都ならやっていける本屋に違いないのだ。
また、何と言っても、そこの通りに風呂屋なんかあるし、商店街にある本屋でもない、というのも二重丸だろう。
そして、入ると、いかにも業界人っぽい連中がたむろしていて、普通に本に対する興味があるだけの普通の、のび太くんみたいなカッコをした若者は入っていくと、ちっとか舌打ちされて二度と今店行くもんか、ということになる本屋の可能性もないことはないだろう、しかしそれは、こんなおっさんが入っていって確かめないとわからないだろう、ということで、入ってみることにしたのだった。
なかは、狭い店内に多分セレクトされた本がぎっしりと、あとレコード、CDなんか置いてあった。
立ち読みに夢中な人たちが数名いて、本屋としてはずれてなさそうで、逆にすごいとこだな、と思って、イラストの展示を見に来たので、そのことを店の人(女性)に言うと、どぞどぞ、ということだったので、見て帰ってきたのだった。
こういう店があるのがおもしろいよな京都って、と『誠光社』のあのスペースにぎゅっと濃縮されたセレクト本の濃さなど思いつつ、京都駅のやなせたかし展もみて行こうってことでまた歩いて行ったのだった。
誠光社に行く途中あった大きな公園は京都御所というところで、そんな広い公園みたいなところがあると知らなかったので、へー、と感心した。
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