江戸時代からここに立ってるみたいなたぬきである。 |
中山道は歩いたほうがいいだろう
中山道、奈良井宿
青春18きっぷ日帰りの旅、4回目は長野県、木曽路、中山道奈良井宿に向かった。
ekitanという出発する駅名と到着する駅名を入れてやると乗り換えやら何に乗ればいいかなどわかるサイトがあって、それでいつも調べて出かけていく。
今回は、中央本線の各駅停車する列車との関係で、朝一下り列車に乗らずに行けそうだったのだが、朝東海道線が3分ほどの遅れがあって、名古屋駅で、数十分待ち、中津川駅では約2時間次の電車を待つ羽目になった。
この電車で奈良井に向かった。 ワンマン電車だった。 途中何この電車? 的に困っていた外国人女子2人組に声をかけて感謝されたりした。 |
そして着いたのは奈良井という駅の奈良井宿。
JR奈良井駅で。 |
ここまで来るのに、家を出てから7時間弱かかっている。
そして、2時間位で、ここを後にした。
ここまで来る間の電車からの景色を見るのは楽しかった。ワクワクするくらいだったと言っていい。
で、着いて、おー、ここが奈良井宿、思っていた通り昔の宿場町の景色そのままがここに伸びている、ってことだったのだが、自分としたら、その風景だけでもう満足というか、出落ちだな、という気分になった。
ずーっとこんな家並みが続くのだった。 |
江戸時代って感じなのだが、先に進んでいくと、なにか変わったものが見られるのかと言うと、そんなことはない。
なんか素朴な感じの手作り品が売られ、そばや、カフェ、宿や、アイスクリーム、五平餅など売る店があるのだった。
駅を降りると、駅周辺にファストフード店や大型の土産物屋があるなんてことはなくて、この駅につくことこそが奈良井宿というテーマパークに入場することで、ここで休んで、食べて、買って行ってね、ということになるなあ、と思えた。
京都ほどの、この先何があるんだろう? みたいなわくわく感は生まれず、見て、なんか食べて終わり、この感じがすきな人ならいいんだけれど、と思うところだった。
が、そう思うのは、今回始めての木曽路、中山道で、自分みたいなタイプは、やはりその街道を歩かないと、こういうところは面白くないと思うことになるんじゃないかという気がした。
なかなかこの昔の宿場町風景だけで興味は続かない。
ここでなにかイベントでもやっていれば? とも考えたが、そういうのが似合う感じでもないように思えた。
イベントにも寄るだろうけれど。
帰り、木曽福島とか、他の宿場街の景色も見てみたい気持ちが電車の窓から見ていて起きた。
次回来るなら、もっと歩かないと、こういうところは楽しめないよなあ、という事を考えて帰って行ったのだった。
遠かった。
遠いだけ面白かったってことは確かにあった。