誤解とロック、ウーパールーパーとブルースと。
ウーパールーパーがいるライブハウス、豊橋AVANTI で、ロックとブルースについて考えた。
6/17夜、豊橋のライブハウスAVANTI BLUES SESSION に参加した。
それなりに、セッションを楽しめた夜だったのだが、終了後、他の地域のブルースセッションの話などして、そーかー、例えば愛知県・名古屋の店のブルースセッションは細かいルールが多くて大変かも、などと考えてしまった。
3コードのブルースは、3コードだけに、本当は難しいのだ、ということなのだが、ルールというか、決まり事というか、そういう細かいことに縛られると、形式的なものになりはしないか? とか思う。
確かに、形式的に、決まりを守ると、相当ブルースっぽくなりそうだ。
でもそれは、そう聞こえるというだけで、ひとの心に届くものなんだろうか?
とか考えてしまう。
ブルース っぽく聴かせれば、いいブルースだ、ということでもないんじゃないだろうか?
うまいと言われる海外のブルースマンにしても、考えてわかってる、という感じじゃないような気がする。
子供の頃から培ってきた音楽的な感性、自分のセンスを磨いたけっかでしかないんじゃないだろうか?
細かいルール、縛りを思うくらいなら、自分はロックに走ろう、と思う。
ブルースセッションも行きつづけるだろうけど、やはり私の底にあるのは、ロックで。
それは、いろんな音楽を誤解して、自分のセンスで昇華させたもの。
自分勝手が許される領域が、ロックじゃないか、という気がする。
オリジナル曲も作っている。
それは、ブルースでなく、ロックだと思う。
自分の場合、自分がどれだけブルースそのものを演ったって、それは、ブルースじゃない気がする。
聞いてきた音楽が違うのだ。
自分の家で子供の頃から近所に黒人音楽が流れていた環境じゃなかったし。
近頃の日本のロックバンドにも、いいバンド、いい音楽をやってるな、と感じるバンドがいる。
でもそれは、日本のロックだろう。
私も、ロックを続けていこう。
ウーパールーパーがいるライブハウス、豊橋AVANTIでそう考えた。