自転車はわたしのじゃありません。 ここは誰が見ても大阪でしょ。 |
天王寺動物園は休みだった
[青春18きっぷの日帰り旅] 『てんしば』を抜けていく(2023〜2024 その2の2)
さて、大阪は天王寺駅に着いて、そこから行こうと向かったのは、天王寺動物園。
計画では、天王寺動物園を見て、新世界~ジャンジャン横丁観覧、そして時間があったら大阪城公園で大阪城を見て帰ろう、ということだったので、天王寺動物園に向かわねば、と進んで行った。
この陸橋は目立つ。 |
大きな交差点を超えて、こっちの方に行くと公園があって、その公園の中に天王寺動物園がある、という認識で進んで行ったのだが、ドン・キホーテなんかあったりして、こっちから公園に入るんじゃなくて、戻らないといけないぞ、とスマホでグーグルマップを開いて確認して、また交差点の上の陸橋というかなんか歩道をまた超えて、こっちが公園だろうなあ、という方角に進んでいった。
自分の頭の中では、動物園前にたこ焼きの屋台なんかあって、のどかで昭和で落ち着いたところに動物園があって、とその昔買って持っていた大阪のガイドブックのイラストのことなどからの印象で思っていたのだが、どうもイメージが違う。
公園の入り口からしておしゃれっていうか今風っていうか、庶民の町天王寺、そこにあるのどかな動物園、という感じではなかった。
どうも自分が持っているこのあたりの大阪のイメージと違うのだった。
さっき通ってきた陸橋あたりといい、ビルはでかいし、近代的で、どうも嫌な風景である。
なんだ『あべのハルカス』って、とか思うのだった。
と思っていても始まらない、とにかくこのあとで名前を知った『てんしば』に入っていかなくてはならない。
入ってみたら、野菜なんか売っていたのだった。 |
で、この『てんしば』に入っていった先に『天王寺動物園』があるらしかった。
『てんしば』は、公園で、飲食店もあるし、とにかくこのあたりの? 家族連れでにぎやかなところだった。
誰が見てもここは大阪なところで写真を撮っている人は多くて、これは、 どうも4人のお子さんを撮ろうとしているお母さん、というところだった。 |
見事にこの日動物園は休みだった。 お正月はやってるみたいだった。 やってるだろう、と思い込んで調べずに来たのだった。 |
そして、ここが目的地の『天王寺動物園』。
なんだ、休みじゃん。
がっかりしてベンチに座り込み、どうしようか? と考えることになった。
それでもここ『てんしば』を抜ければジャンジャン横丁や通天閣があるエリアに出られるらしいので、そりゃあもう、いくしかないなあ、と立ち上がって、てくてく進んでいったのだった。
それにしても、ここ天王寺動物園あたりは、自分の想像とまるっきり違う風景だった。
作家の筒井康隆さんのおとうさんが天王寺動物園で働いていたんじゃなかったか?
筒井さんのおとうさんが天王寺動物園で働いていたとある文など見て、想像していた動物園のあるあたりの景色をイメージしたりしていたのだが、それとは全くちがっていた。
かなり近代的と言うか現代的と言うか、そりゃそうかもだが、大阪的な風景に慣れていないので、このあたりの大阪な風景に参っていた。
これは誰なんだかわからない。 誰だかわからないおっさんがポーズを取っている銅像が立っていた。 |
帰りの電車の中では、大阪人が京都のことをお上品だとか気取ってるとか言うことが多々あるみたいで、ふーんそうなのかあ? などと思い、そうかも知れないとも思うことがあったのだが、京都の街の景色のほうが大阪より和む感じはあるし、街のどこをとっても、絵になる写真が撮れる気になるのが京都で、京都の街をカメラとともに歩くのはいいなあ、なんて思うことはあって、その感じかたは間違いじゃなかった、とつくづく思いながら帰っていったのである。
ひとつひとつの建築物と言うか店だったりの主張が強いのである。
大通りはでかい建物がこれでもか的に建っていて、その向こうは、急に建物が低くなっていたりで、外面とかはったりとか言う感じのオンパレードじゃないのか? と思ったくらいだった。
くまとバンビと鳥とうさぎとともだちなのかい? 的なオブジェだろう。 森の音楽会なのかなあ? この裏は工事中なんだけど。 |
なんだかよくわからないが、とにかく家族連れの人が多い『てんしば』を抜けて、新世界へと向かったのである。
つづく。
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